ポケットモンスター キミにきめた! 感想 3
ネタバレ注意
続き
サトシとマコトが嵐の中雨宿りをするために
移動している時に、ヒトカゲと出会います。
嵐の中弱っているヒトカゲを保護するのは、アニメ版でもありましたよね。なのでここは基本リメイクだと思っていいのですが、
ここで上手いこと変えられていると思うところがありました。
アニメ版ではダイスケという捨てキャラ(だよな?)だったのですが、 これをクロスという、ライバルポジションのキャラに変更したところです。
このライバルがシンジのようなキャラで
明確にサトシと対比させられるキャラになっています。ヒトカゲの登場シーンだけでもお腹一杯なのに ここでクロスも絡ませるなんて、お腹がはち切れそうになりますよ(笑)
それはさておき、 クロスが登場しヒトカゲを助けるように求めるのですが、
「弱いから捨てた」 というマジ シンジリスペクト発言をかますのです。
シンジと言えば ムックルを厳選して逃がすというその時のアニメでは考えられなかったことをして視聴者を驚かせました。
そしてこのヒトカゲはどことなくヒコザルのような立ち位置にも見えます。まぁ、明らかに意識してるとは思いますが
(こういうところも初代世代以外が見ても楽しめる点かなぁと思います。)
そこで クロスとサトシは対立し、クロスは何処かに消えていきます。その後サトシはヒトカゲを助けるために走り、洞窟にたどり着きます。
そこでソウジと再会し、ソウジの助けもあり、ヒトカゲは一命を取り留めるのでした。
そのシーンで印象的だったのは
この三つでしょう。
まず一つ目の【イワークでビバーク】のリメイクについて、書いていきたいと思います。
人気回で 【米村脚本】であり、ポケアニ全体でもトップクラスの感動回だと思います。
洞窟の中で寒さを凌ぐために、ポケモンとトレーナーが体を寄せあって暖め合うこのシチュエーションやっぱりいいですねぇ
このシーンだけで、ポケモンとトレーナーの絆と言うのが読み取れますし、マコトやソウジの相棒も自然とボールから飛び出し暖め合うこの描写だけで、この二人も色々旅を通じて絆を深めあったというのが分かります。
そして、二つ目の
【ホウオウの伝承】についてです。
これはポケモンジェネレーションズでも描かれていた話ですけど、
ホウオウの伝承というのは、
(申し訳ないないのですがここは記憶が曖昧なので大筋は合っているとは思いますが一部間違いがあるかもしれません。)
「ホウホウが人間と関わっていた時代 カネのとうに雷が落ち カネのとうが燃え盛り 大雨で燃えやんだが、そこで名もなきポケモンが3匹死んでしまった。 その時にホウオウが現れ そのポケモン達を 燃えた原因の雷からライコウを生み出し、燃え盛る炎から エンティ を生み出し、火を沈下させた水からスイクンを生み出した」というような、伝説が残っているとサトシ達は聞きます。
ここで一つの伏線が貼られるのは想像しやすいと思います。
ゲーム版の金銀では、そのような裏設定があったかは覚えていませんが、このような設定も上手く物語りに組み込むのは本当に半端尊敬します。
そして3つ目の【エンティが洞窟に現れるシーン】です。
これは、単純に自然のなかでは、ポケモンであろうが人間であろうが変わらないということを描きたかったのかなぁとは思います。
ただ自然とポケモンそして人間というのは
ゲームでは言えば、ダイパシリーズ とサンムーンでよく描かれていると思います。
特にアニメサンムーンでは、ここを重点的に描かれている例を上げれば、ニャビー回などがあります。そこでは何度も自然の中にポケモンと人間がいるというのを、強調しており、こういうところも二十周年っぽさが出て要ると思います。
でもここで、書いておかなければならないのは、あれほどエンティを捕まえたがっていた3人がエンティと出会っても捕まえようとはしないところでしょう
その理由は正直言ってわからないのですが
強引に解釈するとポケモンと暖め合うという
ことをしたことにより、ポケモン:人間という種族の壁があったのが、対等な友情が結べた
(すげぇ強引だなぁ(^_^;))と捉えるべきなのかな?
そして夜が明け、サトシ達が気がつくとエンティが消えていました。
そして、この三人での旅が始まるのでした。
こう書いていると
ここはちょっと強引な展開だと思う人がいるかもしれません。 一緒に旅に出る理由は何なのかそこが見えなったり、ソウジはホウオウについて調べたいから虹の勇者に選ばれたサトシについて行くという理由はわかります。
ではマコトの場合はなんなのか?
後にまた書くと思いますが サトシが仲間と一緒に旅出たいと言うようなことを言っています。
これ以外に理由が必要でしょうか?
仲間になる(この定義について語ると余計に意味がわからなくなりますが)それだけで一緒に旅に出るとても素敵だと僕は思うけど あんましみんなはそう思わないのかもしれませんね。
そうして、三人での旅の映像がダイジェストに流れ、マコトがスイクンと出会い、(三犬出すならとりあえずスイクンとか出しとけ感は半端なかったですが)そこで、母親との溝などが描かれたりしていました。
更には、プリン (vc,かないみか ここはパンフを見て知ったのですがこういう所もファンとしてはうれしいですね) との戦いを終えると
ここで、進化をした時にリザードが素直に言うことを聞くことに違和感を覚えたて人は多いとは思いますが、僕は正直違和感を覚えませんでした。尺の都合上仕方がないというのが大きな理由かもしれませんが、
アニメ版ではリザードが言うことを聞かなかった理由のひとつに、ナッシーを短期間の間に大量に倒してしまったせいで トレーナーレベルが追い付かないということがあったのですが、
映画版では、サトシもヒトカゲも一緒に成長していったから進化しても言うことを聞いているのだと勝手に解釈しました。(笑)
そして皆が成長して行くときに、クロスとのバトルが始まるのでした。
感想4に続く。