ネットにいるという感覚

 

 僕は、インターネットサーフィンが好きでよく色んな掲示板とかよく覗くのだけど、時々違和感を覚える書き込みというのがある。

  それは、単純に日本語の能力が低いだけとか、支離滅裂なことを書き込んでるというが大半なのだけど、少し前におーぷん2ちゃんねる なんでも実況ジュピター(以後おんj)で見た「勉強に疲れたからずっとここにいるわ」というのが未だに忘れない。

 

 この書き込み自体は、支離滅裂なことを言ってる訳でもなく、単純にその書き込んでる人の感想を述べてるいるだけなのだけど、ネットにいるという感覚が僕にはわからない。

 

 

 あくまでここにいるといのは、自分が今いる場所、つまりは自分の部屋であったり学校や電車の中といったおんjに書き込んだ場所が今いるところのはずだ。

 しかしその書き込んだ人は【自分が意識してる場所が自分のいる所】と認識しているようにしか思えなかった。それってとても不思議なことだと思う。

 例えるならGoogleマップでイタリアの街を見て、「俺、今イタリアにいるんだぁ」と言ってるのような物だ。

 

 ネットにドップリ嵌まってる24才の僕でも、ネットとリアルの境界線というのは、肌感覚でわかる物だし、どんなコミュニティにいても、ネットの場合は〔見る〕という感覚があると言うのが僕の中の常識ではあったが、その書き込んだ世代*1からすれば、それが分からないのかも知れない。

 

 それはネットが身近になりすぎて、ネットとリアルの境界線が曖昧という風に捉えることも出来るし、何も考えていないだけ(結局これだとは思うが)なのかもしれないが、僕の少し下の世代と、こんなにも感覚が違うとなると正直な話とても怖くはある。

 

  よくインターネットでは島宇宙化して、【自分の信じる物が正しい】という感覚になることが多いという話を聞くが、今いる場所は、自分が意識してる所という感覚があるからこそ、このような現象が出るだと思う。

 

 結局それを考えた所で、何を得られるかは分からないが、今いる場所というのが意識してる場所という感覚になってしまえば、世間から乖離するということになると思う

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:おんjのメイン層は中高大の学生であり、勉強に疲れたということから学生なのではないかという憶測です